【レビュー】IKKO OH10 Obsidian
毎度、趣味の話です。
今月は、時間が空いている関係上、とても暇なので能動的に動いた結果、代理店の方より製品をお借りすることができたので、そのレビューとなります。(前回からのコピペ)
今回レビューする製品は、IC-CONNECT様よりお借りすることができましたIKKO OH10 Obsidianです。
可愛らしいキャラ絵ですね。
パッと見、CDの箱かなと思いました。
個人的に昔、購入したひぐらしのなく頃にの同人CD『yours』を彷彿とさせます。
厚さは、異なりますが…丁度、このようなサイズ感だったんですよね。
箱裏には、多言語で詳細情報が書かれています。
では今回も開封の儀?はさらっと行きましょう。
製品レビュー
開封して、驚きました。
大体の製品は、開封時点で既にイヤホンにケーブルが接続された状態で保管されていますが、こちらの製品ではイヤホン本体がドーンと鎮座してます。
下段には、イヤホンケースとイヤーピースがSMLで二種、あとIKKOのピンバッチとイヤピースの更に下段にケーブルが収納されています。
イヤホンケースですが、イヤホンケースにイヤホンとケーブルの接続方法が記載されています。
接続方法も必要ですが、この収納ケースはどのように収納するのが正解か今一つ理解できなかったんですよね…
筆巻方式でしょうか?
付属のケーブルは、2PIN 高純度銀メッキOFC銅線(1.2m)採用されています。
PINの幅は、0.78mmになります。
こういった情報が事前に知ることが出来るのは嬉しいですよね。
イヤホンのガバガバ問題を事前に防ぐことができるので…
本体ですが、筐体に丹銅をしておりズッシッリとした重さと金属特有の冷たさがあります。
冬場は、着ける時にゾクッとしそうです。
手で暖めてからの装着が良いでしょう。
筐体の仕様ですがドライバーに、Knowles 33518バランスド・アーマチュア+10mmダイナミック(チタンダイヤフラム)を使用しています。
平たく言うと1BA+1DDって奴ですね。
感度は106dbで、インピーダンスは18Ω。
再生周波数帯域は20 - 40,000Hzだぞうです。
イヤピースですが、パッと見同一形態をしているので色々調べてみた結果、e☆イヤホンさんのブログに詳細が書いてました。
白は標準タイプで、黒はボーカルタイプだそうです。
試聴レビュー時に確認してみようと思います。
普段Sがやや大きくて痛みを感じるのでXS使用してるのですが、本製品付属のSサイズを耳に装着して感じたのですが、一般的なSサイズよりも小さいXSサイズに近いように感じました。
全体的にやや小さめなのかもしれません。
また製品レビューをしていて感じたのが、事前に見ていたサイト(公式、e☆イヤホン)で付属していると記載や転載された画像と異なる部分が多々ありました。
例えば、イヤーピースがお借りした者は真っ白なところ製品紹介の写真では半透明な物を使用してたり、ケースの違いがあったりとロットによって少し内容物が変わっているように思います。
今回掲載するものも、ロットが古いものかもしれませんし、最新のものかもしれません。
これは、買ってから確認するしかないですね。
一種のガチャかと。
試聴レビュー
いつも通り本レビューも公正公平な環境で行っていきたいと考え、
以下の方法でレビュー記事を書いていきます。
ポータブル機での検証
ポータブル機の使用環境は、機材にiBasso audio DX160、再生ソフトにMangoPlayer(イコライザー等設定なし、ボリューム41)
また試聴する楽曲は、下記の通りです。
ロック系:ELLEGARDEN『サンタクロース』
バラード系:Queen『Bohemian Rhapsody』
今更ですが、一曲目に感じたことを素直に書き
二曲目に感じた変化を一曲目との情報から統合して徐々にまとめて素直に書き
三曲目に、書き足りていない感想を書くスタイルで書いていきます。
徐々に文章量が減っていくのは仕様でありますが、自分の中の総評をまとめていく中の産物と思っていただけたらと思います。
では、試聴レビューを始めていきます。
イヤーピース白:
空間としては、広すぎず狭すぎずといい塩梅に感じました。
ボーカルの声も、演奏の中に埋もれることなくスッキリ聴こえ、演奏も重低音も十分しっかりしていて迫力があり、10mm ダイナミック(チタンメッキポリマー振動膜)と BA(knowles33518)とで力を発揮する住み分けがしっかりしている印象。
曲調的に、多少ぼわつきを感じますが許容範囲内で十分優秀かとこれは再生ソフトの設定で解決できる問題ですね。
普段使いのイヤホンと比べ高音でキーンとくることは、特にないのでとても、バランスが良く感じました。
これは、長時間試聴してもしんどくないパターンの奴(語彙力)。
もちろん私が、常日頃から気にしてる息遣い…ばっちり聴こえますよ!!
イヤーピース黒:
確かに言われてみれば、ボーカルの高音域が一段階上がった気がします。
全体的に、高音域が一段階上がっただけかな?
低音が、白と比べたら少し弱い気も…
個人的には、白の方が好きですね。
ELLEGARDEN『サンタクロース』
イヤーピース白:
べーズ音とドラム共に唸る程ではないにしても必要十分条件は満たしているように思います。
特筆するところは、ボーカルがこれも同様にとても聴こえやすい!!
演奏を楽しむ人向けと言うよりも、ボーカルの歌唱を楽しむ人向けな製品に感じます。
特に、粗を探ししても見つからないのがそれはそれで悔しいですね。
イヤーピース黒:
プラシーボ効果だと言われたらそれまでなのですが、前曲同様に一段階高音域が全体的に上がったように感じます。
この曲に関しては、黒の方が好きかな?
いや、本当に素人目には色が違うだけで形が一緒に見えるのでとても疑心暗鬼になる案件。
これは、黒歴史となるレビューを書いてるんではないかとひやひやするけど黒イヤピの方がロックにはあってる気がする。
イヤーピース白だとか黒だとか、よくわかんない
心が、黒がいいのではと叫んでる。
試聴レビュー閑話
普段使いしているLNA Kilowatt IEM(ケーブル)とSpinFitに変更してバランス接続した簡単な感想。
よりすっきり聴こえるし迫力も倍増して好みに変化したけど、常設の付属品の安定感が半端なくこんなにも良いファーストインプレッションが本来あったのだと感じました。
私は、個人の趣味趣向で付属品に極力手を付けないようにしています。
バランス接続で聴きたいし、もしかしたら縁がなくドナドナするかもしれないので付属品には手を付けない、これは人それぞれだけど今回お借りしてレビュー記事を書いてみて、未試聴での先走ったカスタマイズは製品を作成した企業に泥を投げつけるような行為に近いなと感じました。
企業が、GOサインを出したからには標準設定でも満足できる仕様になっているのだと。
以後、極力レビューを書くようなものは純正のケーブル等、別途購入するなどできるだけ標準環境で試聴した上でレビューをしたいと思いました。
金銭的にも限界があるので飽くまで思うでとどめておきますがね…
総評
今回お借りして思ったのは、耳へのフィット感もとても良く、音に対しても欠点と言う欠点が見当たらない優等生タイプのイヤホンと言った感じです。
悪い所を一点、どうしても上げろと言われれば、筐体が重く首をかしげると耳から若干外れやすいことでしょうか?
価格も、この音なら二万円台半ばはかなりリーズナブルなのではないかと感じました。
ただ、これから書くのはオーディオ好きではない視点、あくまでオーディオに興味がない人が購入するのかと考えた時の疑問点を書いてみました。
正直、パッケージのキャラ絵は一般の人には、少々ハードルが高く購入対象から外れる恐れがあると思います。
オーディオ好きの大多数の方は、二次元に抵抗が少ないと思います。
まさしくそちらの方をターゲットにされている商品だと思いますが、音が良いだけにそこが実に惜しいと思いました。
通常の当たり障りのないパッケージも別に生産すると一般の方も買いやすいですし、贈り物として友人にもプレゼントしやすいと思います。
価格帯も、オーディオ沼にはまる前に思っていた高いイヤホンの上限ラインギリギリを責めた価格でした。
正直、私はオーディオに関しての金銭感覚が麻痺しているのでこの製品は、この音に対してこの価格は安いと感じますが、一般の方は清水の舞台から飛び降りる思い出購入されるでしょうから通常パッケージが欲しい所です。
なので、今後キャラ絵ではないパッケージ版も別途増えるとよりオススメしやすい製品になると思います。
今のところ、高いイヤホンが欲しいと言われたらIKKO OH10 Obsidianと答えようと思うくらいに良い製品です。
間違いなく、万人受けする製品だと思います。
なのでそこだけが、どうしても私の心に引っかかったのです。
イヤホンにも、ジャケ買いってあると思うんですよね…
今後の企業努力に期待です。
今回もレビュー用にレンタルしてるのに思った感想を書かずに、握りつぶすか悩みましたが嘘はつきたくないので正直に書きました。
IC-CONNECT様、今回IKKO OH10 Obsidianをお貸しいただきありがとうございました。
また、次の機会がありましたらよろしくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。
ikko audio(アイコーオーディオ) ハイブリッド密閉型カナルイヤホン(ブラック)OH10 Obsidian OH10-BLACK
- 出版社/メーカー: ikko audio(アイコーオーディオ)
- メディア: エレクトロニクス