【レビュー】MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX HEADPHONES
毎度、趣味の話です。
前回、久しぶりに記事を書いたのですがアクセス数が1件で笑いが止まりません。
余りにも、ブログを放置してきたつけだなと感じています。
今のアクセス数を見て初めてブログにアクセスがあった時の感動を追体験できたのと同時に全盛期だった頃のことを考えると少し悲しくなりました。
出来るだけ、密に更新できるようにまとめていければいいなと思います。
一番は、R6の時のような交流の場にできることですが…
では、この辺で話を本筋に戻したいと思います。
今回、レビューする製品は、『MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX HEADPHONES』です。
昨年の11月中旬ごろにMASSDROP (現在呼称 DROP) にて5月末出荷予定で予約を開始しされたものになります。
実際は、予定よりも早く出荷され5月の上旬には手元に届いていました。
MASSDROPは過去にも廉価版の製品として、『Massdrop x HiFiMAN HE-350』や『MASSDROP X HIFIMAN HE4XX』を販売しています。
価格的に送料込みで一覧化すると
Massdrop x HiFiMAN HE-350 114.99ドル
MASSDROP X HIFIMAN HE4XX 184.99ドル
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX HEADPHONES 611.44ドル
当方も各モデルを1度は手にしているのですが、その都度家計が厳しくなって手放してしまって手元にもうありません。
なので、今回は比較する製品がありません。
一応、今後レビュー予定の密閉型ヘッドホンがありますが土俵が違いますので、別の機会にでもできればと思います。(開放型ヘッドホンのレビュー依頼受付中ですよ!!)
では今回も、開封の儀?はさらっと行きましょう。
製品レビュー
Massdrop産の製品にありがちな簡素な梱包です。
特に製品説明の紙などは付属していません。
ケーブルの端子は、HE-4XX移行で考えると初の3.5mmが採用され、一般流通製品であるSUNDARAと同様な仕様となっています。
ケーブル自体の質感ですが、最初触った時はホースに金属線入れたのかなと?としか思いませんでした。
このケーブルが、非常に上等な物なのかはわかりませんが、とても作りはチープです。
高級感の”こ”の文字も感じません。
L字プラグが、安価なものではなく安心感ある形状だったのは嬉しかったです。
さて、本体のMASSDROP X HIFIMAN EDITION XXを見てみましょう。
うん、カッコいい(別の所でも言ったけど)
形状は、HE1000、Edition X V2、およびAnandaと同形状になります。
スペックは下記の通り
インピーダンス:20オーム
感度(1kHzで):93 dB
周波数応答:8 Hz〜50 kHz
重量:420 g
試聴レビュー
いつも通り本レビューも公正公平な環境で行っていきたいと考え、
以下の方法でレビュー記事を書いていきます。
ポータブル機とPC使用時での比較検証
ポータブル機の使用環境は、SuperMini
PCの使用環境はアンプにnano iDSD BL、再生ソフトにJRiver Media Center
また試聴する楽曲は、下記の通りです。
ロック系:ELLEGARDEN『サンタクロース』
バラード系:Queen『Bohemian Rhapsody』
アニソン系は、この選曲を辞める時はブログを辞める時ですね。
ロック系は、このバンドのチケットが欲しいのでその願掛けに…
バラード系は、昨年公開された映画『ボヘミアン・ラプソディー』からQueenの『Bohemian Rhapsody』に変更しました。
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX: SuperMini
高音域、中音域、低音域毎に各ストッパーがあり一定の上限以上聴こえない印象。
可もなく、不可もない。
少し籠って聴こえる印象があるが、重要な些細な息継ぎの瞬間も、注意深く聴かなくともSUNDARAと同様に、普通に聴くだけでわかりました。
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX:PC
SuperMiniの感想と比べ、少し籠っていたのが晴れクリアに聴こえた印象です。
この曲では、高音域よりも中低域がメインで聴こえるように感じます。
この箇所のここが気持ちいとかよりも、トータルバランスがよく奏でられているように感じます。
ELLEGARDEN『サンタクロース』
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX: SuperMini
トータルバランスがいいの一言に尽きます。
嫌なところがない、逆に良い所もないですが…
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX:PC
SuperMiniの感想と比べて、音がすっきりして聴こえます。
低域がすこし物足りなさが残りますが、中音域が素晴らしい印象。
全体的なバランスが良いことで、とても中音域が映えます。
聴き飽きることのない音な気がしますね。
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX: SuperMini
前曲同様にトータルバランスがいいの一言に尽きます。
嫌なところがないですが、もう少し高音域が欲しい所、低音域も弱いように感じます。
前後の音を切り落としたように感じます。
この曲のポテンシャルを発揮しきれていないように感じます。
MASSDROP X HIFIMAN EDITION XX:PC
SuperMiniの感想と比べて、音がすっきりして聴こえます。
全体的に、バランスが良く聴こえます。
高音域も、出る所は出てるし低音域も出るべきところは出てる印象。
総評
本ヘッドホンですが、現代ミュージックの様なデジタルミュージックとは相性が悪いのかもしれません。
あと一歩ここの音が出ていれば気持ちが良いのにと感じるところが、何度もありました。
そんなに、音を重ねていない楽曲程、相性がいいのだと思います。
ただ、総合的に見てみると偏りもなくとてもバランスの取れた良機種だと思います。
最後に正直に言うと、HiFiMAN SUNDARAをお借りして聴いた時ほどの衝撃は初回試聴時にはありませんでした。
今となっては、記事にするまでの期間が長かったことでこの音が当たり前となっています。
ただ間違えなく言えるのは、HE-4XXと比較するともちろんこちらの音の方が良いということでしょう。
私としては、エージングがてら聴いていたこの音がひとつの判断基準、平均的な音なんだと思います。
そして価格ですが価格的にも、もう少し追加で出せばワンランク良いスペックの製品が買える絶妙な金額なので悩みどころだと思います。
なので正直珍しい物が欲しくて、6万円後半の金額をだしてもいい人向けの製品だとしか今は思いません。
私は、無試聴の博打好きなのでこう言った製品は大好きなのですが…
こんなことを言ってはいますが、気に入っています。
手放すことは、再び家計が厳しくならない限りあり得ないと思います。
変な終わり方になってしまいましたが、以上今回のレビューでした。
おまけ
開放型ヘッドホンでラジオ聴くと近くと言うか、話に混ざって聞いてる感がして好きです。